早稲田大学CARP(ワセカープ)によるアカデミック講座

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〜SDGsについて学ぼう〜目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

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SDGs9「産業と技術革新の基盤を作ろう」

(出典:https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/sdgs_icon/

 

こんにちは!

ワセカープです!

更新が大幅に遅れてしまってすみません😓

 

今回は目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」についてまとめていきます!

 

目標9は、「レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、

イノベーションの拡大を図る」ことを目指しています。つまり、目標9ではインフラの整備、産業化の推進と持続、イノベーションの拡大がキーワードとなります。

 

(出典:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/goal9.html

 

 

【世界の現状】

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(出典:https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_09/

 

日本では、蛇口をひねると水が出てきて、スイッチを押すと電気がつきます。

これは全てインフラが整っているからです。インフラとは、生活や産業に必要な社会的な施設、設備、サービスのことです。道路、水道、電力、インターネットなどがこれに当てはまります。

 

(出典:https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-9.html

 

このようにインフラを整え、産業化が進むことにより、経済発展を促進することができます。

 

しかし、2015年の調べでは

 

開発途上国では約26億人が安定的な電力供給を受けていない

・全世界で25億人が基本的な衛生施設を利用できておらず、約8億人が水資源にアクセスできない

・アフリカ諸国ではインフラの未整備によって企業の生産性が約40%失われている

 

といった現状が報告されました。

 

(出典:https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/15775/

 

 

ここで、目標9の2030アジェンダのターゲットを見てみましょう。

 

①すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靭(レジリエント)なインフラを開発する。

 

②包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、2030年までに各国の状況に応じて雇用及びGDPに占める産業セクターの割合を大幅に増加させる。後発開発途上国については同割合を倍増させる。

 

③特に開発途上国における小規模の製造業その他の企業の、安価な資金貸付などの金融サービスやバリューチェーン及び市場への統合へのアクセスを拡大する。

 

④2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

 

⑤2030年までにイノベーションを促進させることや100万人当たりの研究開発従事者数を大幅に増加させ、また官民研究開発の支出を拡大させるなど、開発途上国をはじめとするすべての国々の産業セクターにおける科学研究を促進し、技術能力を向上させる。

 

a.アフリカ諸国、後発開発途上国、内陸開発途上国及び小島嶼開発途上国への金融・テクノロジー・技術の支援強化を通じて、開発途上国における持続可能かつ強靭(レジリエント)なインフラ開発を促進する。

 

b.産業の多様化や商品への付加価値創造などに資する政策環境の確保などを通じて、開発途上国の国内における技術開発、研究及びイノベーションを支援する。

 

c.後発開発途上国において情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020年までに普遍的かつ安価なインターネット・アクセスを提供できるよう図る。

 

(出典:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/sdgs_target.html#goal_09

 

産業化やインフラ改良が一時的なものではなく、「持続可能」であることが強調されていますね。

 

このターゲットに対する2018年の報告を見てみると、

・製造業の付加価値が全世界のGDPに占める割合が2005年15.2%から2017年16.3%に上昇

・全世界の炭素強度が2000年から2015年にかけ19%低下

など良い兆しを見せていました。

 

しかし2019年には

後発開発途上国の産業化は2030アジェンダのターゲットを達成できるペースではない

と報告が出ました。

また、90%の人々は、3G以上の性能をもつモバイル・ネットワークがある場所で

暮らしていますが、金銭的な理由から利用できていない可能性があると指摘されました。

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(出典:https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_report/

 

先進国ではもう5Gが利用可能になっていますが、

途上国では3Gさえもアクセスできていない現状を知ると、

まだまだ先進国と途上国の産業の発達度に大きな差があることを感じますね。

 

 

【日本の取り組み状況】

 

日本はインフラが整備されており、産業化も充分進んでいますが、自然災害が多い国です。

そのため、政府では大規模災害による国家的危機に備え、自助、共助、公助による自律的な最善の対応ができる社会(災害時のSociety5.0)を構築するための取り組みを行なっています。

例を挙げると、災害の予測・予防・対応力を向上させるための研究開発がこれに当てはまります。

 

他にも、社会資本整備や土地利用等に際して、自然環境の有する多様な機能の活用によって持続可能である魅力ある地域づくりである、グリーンインフラを推進させています。

これはSDGsの目標11「住み続けられる町づくりを」に対する取り組みであるとも言えます。

 

また、資金協力や日本の技術の導入をもってアジアやアフリカへのインフラ支援も行なっています。

 

(出典:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/SDGs_Action_Plan_2020.pdf

 

 

【今私たちにできること】

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(出典:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/industry_inovation_sdgs/

 

目標9を果たしていくために、今、私たちにできることとは何でしょうか。

「産業と技術革新の基盤を作る」ために、今自分たちにできることって、あまり思いつきませんよね。

 

これは他の目標についても同様のことが言えますが、

SDGsの17の目標は、互いに関連性の高いものが多くあります。

目標9の場合、目標11「住み続けられるまちづくりを」との関連性が特に高く、

目標11を果たすために貢献する中、目標9にも貢献できることがあると思います。

 

また、日本には目標9のために取り組みを行なっている様々な企業があります。

そういった取り組みについて学んだり、企業の取り組みを通して私たちにできることがあるかもしれません。

 

(取り組み企業一覧:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/case/goal9.html